大会概要

開催情報

主催 社団法人自動車技術会
開催日時 2009年9月9日(水)~12日(土)
開催地 エコパ(小笠山総合運動公園・静岡県掛川市/袋井市)
参加登録チーム数 66チーム
大会公式ページはこちら

大会の目的

大会の様子 Formula SAEとは,講義だけでは優秀なエンジニアが育たないことに気づいた米国が,1981年から『ものづくりによる実践的な学生教育プログラム』として開催したフォーミュラ大会です.
最近の大会では100校を超える大学チームが参加する盛大かつ国際的な大会になっています.そこで,日本でも最近の工学系大学の実習や設計,製図などのカリキュラムの減少によるものづくりの機会の不足を解消するひとつの手段として,JSAEが米国『FormulaSAE』の日本版として,全日本学生フォーミュラ大会を開催するに至りました.
SAE International(英語)
Fomula SAE公式ページ(英語)
社団法人自動車技術会(JSAE)ホームページ
Fomula SAE Japan公式ページ

競技種目

競技種目
[計1000点]
競技概要
車検
[0点]
車両の安全・設計要件の適合,ドライバーの5秒以内脱出,ブレーキ試験(4輪ロック),騒音試験(所定の条件で排気音110dB以下),チルトテーブル試験(車両45度傾斜で燃料漏れ無し.ドライバー乗車し車両60度傾斜で転覆しない)
静的競技 コスト
[100点]
予算とコストは,生産活動を行うにあたって考慮しなければならない重要な要素であることを参加者に学ばせることが狙い.車両製造の制約は所定の上限コスト以下.車両を見ながら事前に提出したコストレポートのコスト精度,チームによる製造度合等を確認し,レポートのコストと車両との適合を審査する.一般に購入品目となる2項目について,部品製造プロセスなどの口頭試問を行い,それらの知識・理解度を評価する.
プレゼンテーション
[75点]
学生のプレゼンテーション能力を評価することが狙い.プレゼンテーションは,『競技のコンセプトに沿い,製造会社の役員に設計上の優れていることを確信させる』という仮想のシチュエーションのもとで行う.
デザイン(設計)
[150点]
事前に提出した設計資料と車両をもとに,どのような技術を採用し,どのような工夫をしているか,またその採用した技術が市場性のある妥当なものかを評価する.具体的には,車体および構成部品の設計の適切さ,革新性,加工性,補修性,組立性などについて口頭試問する.
動的競技 アクセラレーション
[75点]
0-75m加速.各チーム2名のドライバーがそれぞれ2回,計4回走行し,タイムを競う.
スキッドパッド
[50点]
8の字コースによるコーナリング性能評価.各チーム2名のドライバーがそれぞれ2回,計4回走行し,タイムを競う.
オートクロス
[150点]
直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約550mのコースを2周走行する.各チーム2名のドライバーがそれぞれ2回,計4回走行し,タイムを競う.エンデュランスは,このオートクロスの早いチーム順に走行する.
エンデュランス
[300点]
直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約22km走行する.各チーム2名のドライバーがそれぞれ2回,計4回走行し,タイムを競う.
燃費
[100点]
エンデュランス走行時の燃料消費量で評価する.