大会について
Formula SAEとFomula SAE Japan
私たちが参加しているFormula SAEとは,講義だけでは優秀なエンジニアが育たないことに気づいた米国が,1981年から『ものづくりによる実践的な学生教育プログラム』として開催したフォーミュラ大会です.
2019年度の大会では最大100校を超える大学チームが参加する盛大かつ国際的な大会になっています.そこで,日本でも最近の工学系大学の実習や設計,製図などのカリキュラムの減少によるものづくりの機会の不足を解消するひとつの手段として,
JSAEが米国『FormulaSAE』の日本版として,2003年9月10日(水)~12日(金)に第1回全日本学生フォーミュラ大会を開催するに至りました.
第1回大会の参加大学数は17チームでした.その後参加大学は年々増加の傾向にあり,2008年に開催された第6回大会では参加エントリーチーム数77チームとなり,初めて書類審査による参加制限が導入されました.
私たち,金沢大学フォーミュラ研究会は2002年に発足し,第1回大会から参加しております.
2022年度現在では69校が参加しております.
SAE International(英語)
Fomula SAE公式ページ(英語)
社団法人自動車技術会(JSAE)ホームページ
Fomula SAE Japan公式ページ
大会理念
大会理念は下記のようになっております.
- ものづくりの機会を提供することによって,大学・高専などの工学教育活性化に寄与する.
- 学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作することによって,学生がものづくりの本質やそのプロセスを学び,ものづくりの厳しさ・おもしろさ・喜びを実感する.
- 競技会では,走行性能だけでなく,車輌のマーケティング,企画・設計・製作,コスト等のものづくりにおける総合評価を競う.
- 学生に対しては自己能力向上の場,企業に対しては将来を担う有能な人材発掘の場を提供する.